1度はやってみたい?! ~分解してみました~ 

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今回の記事ですが、「絶対にマネはしていただきたく無い」という点は最初に申し上げておきます。

「やってみよ~」

と思われた場合は、自己責任でお願いいたします。そこから発生した不具合その他諸々に関して、当店は責任を負いかねます。
ご了承のほどお願いいたします。

では、本題に入ってまいりますが、サブタイトルにもつけております通り分解してみてわかったことについてのお話となります。

この度は必要に迫られてな訳ですが、先日コンボアンプを分解することになりました。

なぜアンプを分解しないといけなくなったかということですが、修理ができないと廃棄するしかないという状況が発生したからでございます。

当店といたしましてもせっかく仕入れた商品を廃棄にしてしまうのは本意ではございません。
しかしながら、精密機械のアンプは修繕費用がかなりかかってしまうという側面もございます。
修理費用と販売費用を比べた時に修理費用が高くなると商売としては本末転倒でございます。

であれば、ダメ元で修理を試みてみようと相成ったわけでございます。

さて、今回分解したアンプは2台ございます。

それぞれにやってみないとわからない発見がございました。

それでは、まず1台目でございますが
「ORANGE CRUSH20B」
でございます。
自宅練習用に根強い人気のある、ベース用コンボアンプでございます。

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アンプ部を外してみますと、基盤に製造日でしょうか「2007.05.18」と記載がございます。
メーカーによっては、基盤を見てみると詳細な製造日時が特定できるのかもしれません。

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そして、搭載されているオペアンプは「JRC4560D」が搭載されております。
アンプのオペアンプなどは外から見えるものではないので興味深いものがございます。
今回のものは特別珍しいレアなものではないのですが、やはり気になって見てしまいますんね。

続きまして2台目は「GRECO LB-10」でございます。
今となっては殆ど見かけないGuitarとBassを切り替えて使えるという自宅練習に最適なタイプでございます。

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こちらの基盤にもオペアンプが搭載されておりまして、「JRC4558DD」が乗っておりました。こちらは先程のORANGEよりも皆さん馴染みがあるのではないでしょうか。
比較的メジャーどころの歪ペダルに搭載されているものでございます。
歪チャンネルが装備されておりますので、エフェクターと同じオペアンプが搭載されていることも不思議ではないでしょうか。

エフェクターの世界では、80-90年代に開発されたオペアンプの希少性が度々議論になるのですが、この時代のコンパクトアンプを探してみると意外とレアなものが手に入るのかもしれませんね。

コンパクトアンプの搭載パーツについて特に注視しておりませんでしたので、新たな発見がございました。

ただし、電気的な知識が無い方は本当に危険を伴いますのでご注意をしていただきたいところでございます。
コンセントプラグなど、必ず電力を供給するものを繋がない状態というのが最低限のルールでございます。
使ってすぐの場合などはコンセントを抜いてもコンデンサの残留電荷で感電することなどもございますので本当に注意が必要でございます。

実は、私も商品の検品の途中で感電したことがございます。
はっきりは覚えておりませんが、おそらくトランスを触ってしまって「ビリビリビリ・・・・」と手が離れなくなって、身体中を衝撃が走ったのを覚えております。

幸い大事には至りませんでしたが、本当に危険ですので、興味本位での改造などはおこなわないようにご注意下さい。

コメント

  1. H.MUSES02 より:

    余計なお世話かも知れませんが、「使ってすぐの場合などはコンセントを抜いても待機電力で感電することなどもございますので本当に注意が必要でございます。」の”待機電力”は正しくは”コンデンサの残留電荷”です。かなり意味合いが変わってくるので指摘させて頂きました。

    • Qsic より:

      H.MUSES02様 
      コメントいただきまして誠にありがとうございます。
      中古楽器専門店Qsicでございます。
      ご指摘の通り、文章に不備がございましたので、編集させていただきます。
      ご連絡いただきましてありがとうございます。

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