中古楽器店に勤務しておりますと、非常に多くの楽器や機材に触れる機会がございます。
年間を通して考えますと、どれだけの商品を検品しているのでしょうか。
本当にありがたいことに、自分でもわからないぐらい多くの商品を買い取らせていただいております。
そんな中で、取扱点数が多いことも関係するかとは存じますが、
「ここよく破損しているんだけど、交換パーツ手に入るのにな(2020年現在)」
と思うことが多いアイテムがございます。
まず、なんと言っても多いのがBOSSのコンパクトエフェクターに搭載されております「ガイドブッシュ」で間違いないでしょう。
ガイドブッシュはフットスイッチ部分の動きをスムーズにする緩衝材としての役割もあるラバーパーツでございます。
そもそもの素材がゴムなので経年劣化に弱いという特徴もあるのですが、ペダルのON/OFFをする際に酷使されるパーツ、電池を入れ替える際に傷が入りやすいという側面もあり消耗が激しいところではあります。
また、電池を変える時に時間を短縮したいという思いから、ちょっとしか緩めずに開け締めしてしまうと、ネジがラバーを傷付けてしまう要因となったり・・・。
このパーツがなくなることにより深刻な不具合が起こるというわけではないのですが、オリジナルパーツがなくなると少なからず買取査定にも影響が出ます。また、交換できるのであればしたいと思っている方が多いのではないかと存じます。
お店に置いてあることは、ほとんど無いかと存じますが「Roland Online Store」で交換パーツが売られておりますので、劣化が気になる方は一度探してみてはどうでしょうか。
Roland繋がりでというとなんですが、意外と故障箇所が多いのは、日本が誇る名アンプJAZZ CHORUSシリーズのジャックナットでございます。
JCシリーズは非常に丈夫ということが売りの一つでもあり、長期間使われる事、そのタフさから少々荒い使われ方がすることもあるからか、このパーツが欠損したり割れていることが少なくありません。
製造期間が長いモデルということもあり、一部時期によっては交換ができないこともあるそうなのですが、このパーツも実は今も売られておりまして交換が可能でございます。BOSSのコンパクトエフェクターは正直流通量も多く、キリがないので当店で常備しておりませんが、こちらのジャックナットは備品として保管されております。(販売はいたしておりません)
コンパクトエフェクターに比べて、故障があると使用に支障をきたす事や、プラスティック製なので何かの拍子に割れてしまうので、店頭試奏用アンプの為に置いております。
当店の試奏環境も頻度を考えますと中々過酷なのかと存じますが、お売りいただける個体も使い込まれた個体が多いという特徴もある商材なので、やはりこちらも壊れてしまっている個体をまま見ます。
もし、そこが割れたことにより手放すことを決めたというのであれば、ちょっともったいない(当店としましては、売っていただけるのはありがたいのですがw)ですので、こちらも「Roland Online Store」を確認して見てはどうでしょうか。
(宣伝みたいになってしまいましたが)
消耗パーツが手配できるのか?なんてことは専門的に取り扱っている業者ぐらいしか気にしないからなのか、実際にご存知無い方が多いように思います。今のご時世、検索してみると大体の情報が出てくるので、一度検索してみるのもお勧めでございます。
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