パワーアンプとはなんぞや?~思わぬ所でジェネレーションギャップ~ 

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先日、20代前半ぐらいと思われるお客様からお問い合わせをお受けしました。

「小型・軽量で持ち運びが可能で、バンド編成でも使えるアンプはありませんか?」

と。

当店にご来店いただく前の時点で、既に色々なことをお調べになられていた様子でした。

お伺いした時点で、

「小型のチューブアンプであれば、ある程度の音量が稼げるのでスタジオ練習レベルでも使えるのではないか?」

という想定で商品を探しに来ておられました。

お目当ての商品が何台かございまして、大きな音量で確かめたいだろうと思いましたので試奏室にてお試しいただきました。サウンド面は概ね大丈夫とのご判断だったのですが、問題は音量という事になりました。

やはりチューブアンプとはいえ、小型で持ち運びやすいサイズとなりますと15-20W出力のものとなってくるかと存じます。
そして、軽量であることが求められるので、自ずとスピーカーも小口径や1発のものになるでしょうか。

そうなってきますと、
・どういったメンバー編成なのか?
・どういう場所で演奏するのか?
・PA環境は備わっているのか?

というのがネックとなって参ります。

そもそも、どういう理由でお探しになられているのか?
という所が問題解決の糸口となるかと思い、お伺いしてみました所

・ご自身で作り込んだ音を練習やLIVEでも出したい。
・移動は電車になるので、大きな機材は困る。自宅で使用出来るレベル且つ、電車で持ち運べるものが欲しい。

ということでした。

コンボタイプ一択でのお探しでは、やはり無理が出てくるのかなぁ~と思いまして、
「ボードに組み込めるようなパワーアンプなんかはどうですか?」
とご提案した所、パワーアンプというワードにあまりピンと来ていない様子でございました。

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80年代後半から90年代はラックシステム全盛の時代だったかと記憶しているのですが、その時代を経ていない世代からすると、そもそもパワーアンプに出会わずに今まで来ていることも不思議ではないのだなと。
(確かに、こんな仕事をしておりましても、最近はパワーアンプを見かける機会は随分と少なくなった気がいたします。)

当時のように大型のラックタイプは今回の趣旨に合わないかと思いますが、現在ボードに組み込めるサイズのものもございまして、
「それを導入してはどうか?」
というご提案だったわけですが、
「そもそもパワーアンプってなんですか?」
と。

ヘッドアンプと何が違うのか?どういう風に使えるのか?
という所が若い世代は知らないことがあるのだと目からウロコの出来事でございました。

今は、小さなヘッドアンプもたくさん出ておりますし、色んな商品がボーダレスに何でも出来るようになっていたりするので余計に難しくしているのかと再発見でした。

簡単にご説明しますと、パワーアンプはその言葉通りパワーを増幅する機能を有しております。
エフェクターなどで作り上げた音をキャビネットが鳴らせるだけのパワーに変換してくれる装置となります。

それだけで、良くも悪くも基本的に味付けをしません。

音作りまでもおこないたいとなりましたら、プリ部と音量を増幅するパワー部が一体となっている装置が必要となってまいります。それがヘッドアンプですよね。

ヘッドアンプはやはり大型で、今回のご要望に添えませんので、やはりパワーアンプかなとなりましたが、
あいにくオススメ出来る商品が在庫にございませんでしたので、ご相談に乗るだけとなってしまいました。

しかしながら、
思わぬ所でジェネレーションギャップを感じることがあるのだなぁ
と、違うところに収穫があった気がしております。

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