店頭だけではなく、WEBでも商品を販売しておりますので、毎日何件ものお問い合わせをいただきます。
そんな中で、中古品特有だと思うのですが、意外に多いお問い合わせは
「スピーカーは何が搭載されていますか?」
だったりします。
アンプの改造箇所において、非常に多い所であることや年式によって特別なスピーカーが搭載されるリミテッドモデルがあることなどがその背景にはあるのだと思います。
では、アンプやキャビネットのスピーカーを確認するにはどういう方法があるかでございますが。
まず、キャビネットのタイプには、
「オープンタイプ」「クローズタイプ」の2種類がございます。
↑オープンタイプ
↑クローズタイプ
どちらも名前そのままで、スピーカーを入れている箱(キャビネット)が開いているか密閉されているかという事でございます。
オープンタイプは非常に簡単です。
後ろから見えることも少なくありませんし、配線の都合で目視で見れなくても、一部のパーツを簡単に外すことが出来るのでそこまで手がかかりません。
しかし・・・、クローズドタイプは中々骨が折れます。
クローズドタイプは、まず覆われているので、パーツを取り外さないといけない所からスタートとなります。
バックの止められているネジを何本も外し、気密性が高く、材質的にも粘着しやすいトーレックスをなんとかして開けて内部を確認するという流れとなります。
ここで、注意をしないといけないのが、トーレックスに傷をつけないようにしたいという点でしょうか。
隙間にマイナスドライバーや定規などを入れて力ずくで開けようとすると木部を傷つけたり、トーレックスが破れたりするので慎重に作業することが求められます。
この時点で既に、大変だなと思われる方もいらっしゃるかと思うのですが、実はもっと大変なのが、キャビネットでございます。
上記のクローズタイプと途中までは同じでいいのですが、背面の板を剥がすときに力いっぱい引き剥がしてしまうとトラブルが発生いたします。
それはなにかと申し上げますと・・・
スピーカーインのケーブルを引きちぎってしまうというトラブルでございます。
ただ、パーツを確認したかっただけなのに、配線をやり直さないといけない、切れた場所によっては線を新調したり、パーツを新調したりしないといけなくなるかもしれません。
そして、何よりもすぐに音が出せない状況になるというのが一番辛いポイントでしょうか。
こんな事態を避けるのに、非常に簡単で効果的な方法があるのをご存知でしょうか。
(ちなみに、殆どの場合で当店でキャビネットのスピーカーを確認する際はこのやり方を採用しております)
それは・・・殆どの場合につけられているサイドの持ち手パーツを剥がして中身を覗き込むというやり方でございます。
このやり方ですと、配線がつたっている所ではないので、あまり気にすることもありませんし、持ち手という構造上、取り外すのもやりやすいという利点がございます。
位置関係的にもスピーカーの型番やシールが見えやすい所にもあるというのもポイントが高いです。
もちろん、持ち手がいいところに付いていないタイプは地道に開けないといけないのですが、この方法を知っているだけで非常に安全に簡単に確認ができるので、重宝しております。
どうしても急ぎでスピーカーを調べないといけないという事があれば、ぜひ参考にしていただければ幸いにございます。
※アンプに関しては、感電といった事故も怖いので無闇に触るのは推奨いたしません。
もし、ご自身で確認される場合は、絶対にコンセントを抜く、不用意に他のパーツに触れないといった注意も必要となりますので、絶対に安全に配慮した状態でおこなうようにお願いいたします。
不安が残る場合は、ご自身で作業をおこなわず、専門業者の方にお願いするようにお願いします。
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