モデルによって機能さまざま ~シンセのパッド~ 

RolandやKORGなどのライブ向けシンセサイザーで見かけるパッド。

店頭でもこのパッドの使い方について、よくお問い合わせをいただきます。

このパッドは、サンプリングした音源をパッドに当てはめて、サンプラーのように使うのはもちろん、メーカーにより、いろいろな機能を合わせ持っているので、Qsicでも人気の3機種を例にどんなことができるかを見てみたいと思います^^

Roland FA-06

Rolandの名機・Fantomの流れを受け継ぎ、ライブでも制作でも活躍する大人気シンセサイザー。
余談ですが、Fantomの発売当時、YAMAHA MOTIF使いだった私は、Fantomのパッドが相当羨ましく、持ってる人のところに行ってはポコポコさせてもらっていました笑
(あ、でもMOTIF大好きですよ^^)

さて、FA-06はサンプラー機能を搭載しており、「鍵盤の演奏」、「AUDIO INPUT端子からの入力音」、「USB COMPUTER端子からの入力音」をサンプリングすることができます。
もちろんエディットもでき、それらを各パッドに割り当てて再生することが可能です。
また、SDカードからオーディオファイルの取り込みもでき、ライブ中のSEや転換などにも便利に使えますよ^^

そのほか、各パートの切り替えができたり、パラメーターに数値で入力できるボタンになったりと、かなり多彩に使えるパッドです!

Roland JUNO-DS

電池で動くライブシンセサイザーとして、不動の地位を確立している「JUNO」。
ほんでもって軽い!シンセの持ちすぎで急性腰痛になった私からすると救世主的な存在です。

そんなJUNOの現行モデル「JUNO-DS」のパッドには、多彩な機能が搭載されています。
こちらはINPUTから直接録音はできないのですが、WAVファイルをUSBから取り込んでパッドに割り当てることができ、再生時間に制限もありません。
そのため、再生した音源と合わせて演奏したり、ライブのMC中に曲を流したり、いろいろと活用できます。

また、リズムマシンとしても充実の内容になっており、練習にも最適!
そのほか、音色の切り替えもパッドで操作でき、「もうこれを使わないのはもったいない!」そんなパッドです^^

KORG KROSS 2

こちらもJUNO同様、驚くべき軽さと電池駆動で人気のライブシンセサイザーです。
61鍵盤だと3.8kgしかありません!私が最初に買ったシンセサイザーは20kgくらいありました(笑)
ファーストシンセがこの軽さだと、本当に楽しくバンドができる気がします!(いや、重くても楽しいのですが笑)

KORGといえば、nanoPADやpadKONTROL等でも知られているように、パッドコントローラーの技術が高く、こちらも高性能な16個のパッドが装備されています。
LINE IN端子からの入力を録音し、パッドそれぞれに最長14秒までのステレオ・サンプルを割り振り可能!
そして、なんと言っても最大4個のパッドを同時再生できるのが魅力。

もちろんSDカード上の長尺のオーディオ・ファイルをアサインしたり、本体のオーディオ・レコーダーで録音したオーディオ・ソングを割り振ることもできます!
KORGならではのサンプラーの技術が集約されたモデルですね^^

最後に

シンセサイザーを選ぶとき、なかなかパッドの機能の違いで選ぶ方は少ないかと思います。
ですが、将来的にライブでサンプラーを使用したい、とお考えの方には、その入門としてサンプラー機能付きのシンセを選ぶのはありかもしれません。

また、「パッド付きのシンセサイザーを買ってみたけど、なかなか使う機会がなくって」という方でも、もう一度、そのパッドの説明を読んでいただくと、音色やパートの切り替えができたり、格段に便利になるかもしれません。
遊びで好きな音源をサンプリングしたりするのも楽しいですし♪
ぜひ一度、パッドを使って見てくださいね^^

コメント

  1. 匿名 より:

    kross2はkross2で作成したジングルはフェイバリットメモリーに入れられない為、パッドに割り当てて演奏中に鳴らす事がぽぽ出来ない。サンプリングもそう。パッドの意味なくない?

    • Qsic より:

      コメントありがとうございます。おっしゃる通り、フェイバリットメモリーとの併用はできないため、鍵盤の演奏がメインの場合においての使用は難しいかも分かりません。サンプラーやMPCのようにパッドをメインで使用するか、BGMのように使用するか、などの使い方になるかと思います。ただ、KORG様はサンプラーのパイオニアでもあり、サンプリング機能に力は入れておられますので、機能上、そういった仕組みになった可能性もあるのですが、当店では分かりかねる次第です。詳しい使用方法に関しまして、ブログに記載をしておらず、申し訳ございません。今後、ブログのアップの際には、ご覧いただく方によりご理解いただける内容となりますよう努めて参りたいと存じます。

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