キーボーディストとご縁が深い「ボリュームペダル」。
そう、ボリューム(音量)を調整するから「ボリュームペダル」。
ではその友達のような「エクスプレッションペダル」との違いって何なのでしょうか?
どちらも音量を調整できることに変わりはないのですが、ちょっと「仕組み」が違うんです。
ボリュームペダルとは
その名の通り、音声信号の音量調整を行います。
基本的には シンセのOUTPUTからモニターの間にはさみ、音声信号全体の音量を調整します。
インピーダンスの違いはありますが、ギターやベースなどの接続方法と同じです。
エクスプレッションペダルとは
MIDIのコントロール信号を調整します。
つまり、OUTPUTから出てくる音声信号を調整するのではなく、シンセ内部のパラメーターを変化させるのです。
シンセの内部にはエクスプレッションペダルで調整可能なパラメーターがたくさんあります。
踏み込むことでエフェクトのウニャウニャを増やしたり、ワウペダルみたいにして遊んだりもできる中の1つとして、「Volume」という項目を選択し、エクスプレッションペダルで調整が可能となります。
じゃ、 結局どっちがいいのか?
こればっかりはその時の演奏スタイルによって変わります><
単純に「ペダルは音量調整しか使わない!」というのであれば、ボリュームペダル。
「エフェクトの調整など他の用途でも使ってみたい!」というのであれば、エクスプレッションペダルの選択になるかと思います。
ただ、ボリュームペダルは出音を調整しているのでどうしても音質の劣化は起こりやすくなるので、すこーし注意したほうが良いかもしれません。
(あくまでもすこーしです^^)
また、上述したようにエクスプレッションペダルにボリューム以外のパラメーターを割り当てたい、でもボリュームの変化も必要、という時はボリュームペダルとエクスプレッションペダルの併用が無難になるかと思います。
なので、「このスタイルだからこっちのペダル!」と言い切ることは難しいので、どちらも用意しておいて、その時々で使い分けるのがベストではないでしょうか^^
(中古ですとお手頃ですぞっ笑)
ちなみに画像のKORG XVP-20はボリューム、エクスプレッションどちらでも使用が可能なモデルです。
このような便利なモデルを使うのも良いかもしれません♪
(残念ながら大人気モデルなので現在在庫はないのですが><)
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私も最初は演奏時にペダルを使っていませんでした。
ボリュームのフェーダーやツマミをいじって調整することもできないことはないもので。。。
でも、ガンガン弾いてて忙しいときに、ボリュームをいじる作業にちょっと慌てる感じが嫌になり、そういう時はペダルを使用するようになりました。
そうするとストレスなく演奏に集中できますしね^^
ぜひいろいろと試して、演奏を楽しんでみてください!
鍵盤担当:中村
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