オリンピックやワールドカップなどのはじまりのファンファーレって、ブラスのクレッシェンドが気持ちを沸き立てますよねー!
シンセサイザーでそれを表現しようと思うときに便利なのが、鍵盤のアフタータッチ機能です。
が、しかし!
鍵盤にアフタータッチが搭載されたシンセサイザーが消えつつあるんです。
たしかに楽曲中でそんなに使うことはないかもしれないのですが、微妙なニュアンスが出るので、エレクトーンっ子だった私は大好きな機能でした。
(ホリゾンタルタッチでウニウニするのも好きでした笑)
そもそもアフタータッチとは
シンセサイザーにおいて、音の強弱を表現できる「ベロシティ対応」の鍵盤であれば、ピアノのような強弱が大切となる演奏法はもちろん可能です。
それとは少し異なるのがアフタータッチ。
上にも書きましたがブラスのファンファーレのクレッシェンドや、ストリングスの繊細な強弱を、鍵盤を押したまま圧力を変えることで表現することができます。
最近のiPhoneの3Dタッチに似たイメージですかね^^
アフタータッチには難しさも
エレクトーンの普及に深く携わられている、作編曲家の岩間稔氏は著書の中で、アフタータッチを用いて演奏する場合、「人間の呼吸と運動性のバランスが大事」と仰っています。
ただ単純に強く押したり、弱く押したりするだけでは、ものすごーく気持ち悪くなります。確実に酔いますTT
いかにブラスやストリングスの演奏者と同等の感性を鍵盤に伝えられるかが大切となってきます。
完璧に演奏するには練習&経験しかないのですね~。
それでもやっぱり大好きアフタータッチ
現在、YAMAHAとKORGの上位機種にはアフタータッチが搭載されていますが、Rolandの現行モデルには無くなってしまいました。
(もちろん愛すべきFantomには付いてますし、現行モデルもサイドのホイールやD-BEAM等に割り当てることは可能です。)
ただ、バンドのコピーをしようと思うと、ストリングスとブラスが大活躍する曲、結構ありますよね?
そんなときアフタータッチは便利だと思うんですよ~、迫力出ると思うんですよ~。(遠回しに残してほしいアピール><)
とはいえ、軽量化を考えた場合、全ての鍵盤に独立した機能を組み込むというのは難しいんでしょうし、新モデルにはそれ以上に素晴らしい機能やサウンドがあるのも事実です!
いまなおアナログシンセが大活躍しているように、その時々で魅力的なシンセがあるわけで、ついつい集めてしまうのがシンセサイザーなんでしょうねー^^
アフタータッチ鍵盤のシンセを見つけたら、要チェケラですよー!
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