ここ最近、ポップス界でキーボーディストがメンバーでいるバンドが増えている気がします。
もちろんサザン、ユニコーン、東京事変、サカナクション等々、これまでにもキーボーディストがいるバンドはたくさんあったのですが、テレビやラジオを聴く中で、感覚として「増えているんではなかろうか」と感じるんです。
映画の主題歌で話題の「Mrs. GREEN APPLE」、月9の主題歌にもなっていた「Official髭男dism」、ソロプロジェクトだけどキーボードが欠かせない「Nulbarich」など。
より楽曲がボーダーレス化されていて、様々なジャンルを取り入れようとなると、キーボードは必要不可欠になるのかもしれませんね。担当としては嬉しい限りです^^
さて、バンドのキーボードとしてライブで演奏する場合、しばしばその場での音作りに悩むことがあります。
まず、キーボードはその場を動けないから、リハで自分の出音をフロアに聞きに行けないっ!
打ち込みの場合は流しといて聞くことができますが、演奏の出音の確認はショルダーキーボードでない限り、PAさんか他のバンドメンバーに委ねるしかないのです。。。
でもでも、せめて自分のモニターくらいはちゃんと聞きたい!と思っても、会場によっては「ボーカルさんと同じ返しですー」となり、声ばっかり聞こえて来たり(泣)
セッティング上、爆音のギターアンプやベースアンプが真横に来てしまい、自分の音が聞こえなかったり(泣)
というわけで、私はキーボードアンプの使用をおすすめします!
会場によってはすでに設置されていたり、専用モニターがあったりするので、絶対に必要でないかもしれませんが、中古だと2万円くらいで上質なアンプがありますので、備えておくのはアリアリだと思います。
「えっ?ただでさえシンセが重いのに、まだ重くするんかー!」ですって?
・・・ですよねー><(汗)
私もキーボード弾きになったせいで、右腰をやられました。もう筋トレと思って乗り切るか、文明の利器「キャリーカート」を使いましょう(笑)
キーボードアンプを使用するメリット
1. PAさんやバンドメンバーに気兼ねなく、自分の演奏しやすいサウンドを作ることができる
リハの時間には限りがあり、「キーボードの音上げてくださーい」と何回もお願いするのも気が引けます。アンプを持ち込むと、自分で調整できるのでそんな悩みはなくなります。
2. 練習と変わらないセッティングでモニターできる
自分のアンプを持ち込むので、EQなども好きな設定のままモニターが可能になります。
3.キーボードアンプは広帯域に対応しているので、歪みにくく、大音量のバンドでも聞きやすい
これはキーボードアンプの特性でもあるのですが、原音を忠実に再現してくれるモニタースピーカーよりも、音圧が出る構造の物が多く、アンサンブルの中では聞きやすくなります。
実機としてはRolandの「KCシリーズ」
BEHRINGERの「ULTRATONEシリーズ」などがあります。
2ch以上の仕様のものが多く、ミキサーなしで数台接続することが可能です。
また、個別にエフェクトがかけられたり、AUX INがあったり、キャノンのINが搭載されていてマイク接続ができたり、多彩な機能が搭載されたモデルもあります。
もちろん会場によっては「キーボードアンプの持ち込みはPAの関係上だめですー」と、断られることもあるかもしれませんが、聞きに来てくれるお客さんのためにも、そして自分が心から演奏を楽しむためにも環境づくりは大事だな、と思うこの頃です。
くれぐれも腰をいわさないようにだけご注意くださいー><
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