【楽器にまつわる豆知識】
【「尖っているけど優等生」ディンキータイプの良い所とは】

皆さんはオールラウンドなギターというと何を思い浮かべますでしょうか？普段自分がやっているジャンルにもよりますし、答えも千差万別だろうと思います。

ではスタンダードなギターはどうでしょうか？僕はストラトキャスターを思い浮かべます。クランチ程度の歪みで、コードを鳴らした時の豊かな中域がすごく好きで僕自身愛用しています。

ハムバッカーほど歪みのノリはないのでザクザクいわすハードロックなどには不向きかもしれませんが、サステインも程よく演奏性も良いのでコード・アルペジオ・ソロプレイどれをとっても個人的にはすごくオールラウンドに使えるギターかなと思っています。

でもこんな方もいらっしゃいますね。「ストラトは好きだけどRがきつくてチョーキングが…」「もうちょっとザクザク歪ませれば…」

そんな方にはこれ！通称ディンキーギター！ディンキーとは日本語にすると「小さい」などの意味があり、見た目はストラトと似ているのですがネックが少し細かったり、フロイドローズを搭載していたり、細かな違いがあるんです。その違いをピックアップしますと…

①Rの角度が緩い
②コンターがストラトより深い
③全体的に少し細身

しかしストラトが好きな方はあの攻撃的なシェイプやカラーが「ちょっと派手すぎる…」と敬遠されている方も少なからずいると思います。何よりストラトの甘い中域は中々再現できなかったりしますよね。古き良きをとるか、新しい時代の産物を使いこなすか、どっちにも良い所があるので難しい所ですね。

現在ではストラトでもフロイドローズ搭載やS-S-H、H-S-H構成など多種多様なニーズに応える時代にはなっているので以前ほど困る事はなくなったかもしれませんが、もし上のような悩みを持っている方は一度ディンキータイプを試してみてはいかがでしょうか。