7月に入りまして、いよいよ暑くなって参りましたので先日ビーチサンダルを購入いたしました。
その際に面白いお話を伺いました。
それは、「ビーチサンダルが世界で初めて作られたのが神戸だ」というお話でございます。
リゾート地で海外のセレブ達が履いているイメージで、素材もゴムであったりとケミカルなものが主流ですので
<海外発祥のものじゃないの?>
と思っていたのですが商品化したのはここ日本でございました。
発案したのはアメリカの方だと言われているのですが、日本に来た時に「下駄」や「草履」を目にしたのがきっかけだったといわれております。
そう言われてみると・・・そのままのシェイプですよね。
それまで、親指と人差し指の間に挟んで履物を履くという発想は他の国にはなく日本特有の文化だったそうです。
そこに目を付け商品化をし、神戸で製造を始め海外に向けて販売をし、苦戦はしたもののハワイなどのリゾート地や東南アジアなどの暑い土地で大ヒット商品となり世界中に広まっていったそうです。
当時から、日本は物作りの技術に卓越した物があったのでしょうか。
日本の技術が世界へというのは、車や電化製品など今となっては珍しい事ではないのですが
<楽器はどうなのだろうか?>
と思う事がございました。
具体的に申し上げますと、近頃海外からのお客様が顕著に増えたような気がするのでございます。
世間では「爆買い」という言葉が溢れている昨今でございますので特に珍しい事ではないのかもしれません。
しかし、東京や大阪などの大都市ならばいざ知らず・・・神戸は地方都市。
街中に海外のツアー客風の一団は以前に比べると確かに多くなってはおりますが、楽器という嗜好性の高いお店に立ち寄っていただくという事は非常に珍しい事でございます。
所が、近頃海外から旅行者の方のご来店が増えました。
私は英語をはじめとする外国語が全く出来ませんので、日本語を話せない方のご対応というのが非常に難しいのですが・・・。
よく「Mede in Japan?」とご質問をいただきます。
「これは日本製ですか?」「日本のブランドのものですか?」というお問合せでございます。
関税などの関係でご自身の国よりも安いからなのか、観光にきた記念にその土地のものを購入していこうという事なのか、興味を持ちました。
調べていきますと、海外展開している日本の楽器メーカーは軒並み海外で高い評価を得ているようでございました。
「丁寧に丈夫に作られ、個体差が限りなく少ないハイコストパフォーマンスな製品」
というイメージで受け入れられているそうです。
流石は、安心の日本製でございます。
ビーチサンダルの製造の頃に「鼻緒の独特の文化」が新しい常識を作りだしたように、日本という島国だからこその独特の感性で楽器の世界にも斬新なアイデアが盛り込まれた新たなテクノロジーを発信しおります。
やはり、エレキギターやエレキベースといいますとアメリカやヨーロッパのイメージがありどうしても海外ブランドのアイテムに目を向けがちでございますが、そんな本場の欧米からも一目置かれているんだと思うと非常に誇らしいですよね。
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