寒さも少しづつ和らぎ、そろそろ上着も薄くなりその内に半袖という季節になって参りましたね。
暑くなってきますと、クールビズのニュースなどで市役所の職員の方がアロハシャツで勤務されている映像などが流されるのもここ数年で風物詩となりました。
そんなアロハシャツですが、実は日本人が作リ始めたという説があるのをご存知でしょうか?
「ハワイの伝統的な民族衣装」というイメージが強いかと思うのですが、あの派手な染色や柄の原型となっているのが「着物」という説がございます。
ハワイに移住していた日本人がハワイの気候に合わせて、持っていた着物を加工して開襟シャツ風にアレンジして着用していたのが広まった。
もしくは、着物の肌触りの良さに驚いた現地の人が「是非その素材で作ってくれ」と頼んだことから始まったという説など諸説がございます。
海外の人が作ったものだと思っていたら日本人だったんだというものは意外と多くあり、またそれが知られていないという事も同じく多くあります。
そして、私どもが毎日触っている「エレキギター」でございますが、「最初に作ったのが日本人だった」という説があるのをご存知でしょうか。
1940年に日本の工学博士・研究者・発明家として知られる方が世界で初めてエレキギターを実用化したという説があります。
楽器メーカーとしては1894年からマンドリンを制作していたGibsonですが、レスポールを発表したのは1952年。
世界で初めてソリッドボディのエレキギターを量産したと言われるFenderがエスクワイヤーを発表したのが1949年。
この2つの発表よりも先にエレキギターを作って、歌手の方に提供したという話が残っているそうです。
しかしながら、当時は特許を取得するということが一般的ではなく正式な年式などが残されていない為、歴史的には認められていないらしいのです。
他にも、電気信号で音を増幅させて出力する特許がバイオリンやバンジョーで1910年代に出ていたりと・・・この辺りの後先に関しては今となっては、はっきりしない所があるそうです。
歴史上、特許上、商標上というのももちろん重要な事だとは思いますが・・・
遠く離れた異国の人間同士が同じ様な事を考え、発明していたという事実は非常に面白いなぁと思います。
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