たくさんエフェクターを使っている方には欠かせない便利な機材といえばパワーサプライ。
「端子の数は足りてるし、とりあえず安いやつで!」
という方も少なくないと思いますが、実は商品によって細かい仕様の違いがあるのをご存知ですか?もし自分の機材環境と合っていない物を使っていると、かえってそれが原因で電気系のトラブルになってしまう可能性もあるんです。
今回はそんな間違いを起こさないために、パワーサプライの正しい選び方を紹介いたします。
①消費電力量をチェック
各パワーサプライには出力できる電流の最大量が決まっています。たくさん端子があるからといっていっぱいエフェクターを繋いでしまうと、この最大量を超えてしまって電力が安定しないというトラブルが起こってしまう事もあるんです。
ですので「パワーサプライの最大量が450mAだった場合は、450mA以内に抑える必要」があるんです。ちなみに電流の最大量の4分の3以内に抑えるのがベストと言われています。
だからパワーサプライを選ぶ際は「自分の使っているエフェクターの合計電流」を把握しておきましょう。
BOSSのエフェクターだとOD-3で9mA DD-3で55mAと5倍以上の差があったりします。(最新のDD-500だと200mA!)空間系やデジタル系を多く繋いでる方は特に気にしたほうがいいと思いますね。
②通常型か独立型か
パワーサプライには「通常型」と「独立型」の2つがあります。
通常型は先程の説明の通り最大量以内に抑えないといけないのですが、独立型は1つ1つの端子が独立しているので気にせず繋ぐことが出来るんです。ACアダプターを1個ずつ挿している状態を疑似的に作っている感じですね。独立して電力供給しているので、よく言われるデジタル系とアナログ系エフェクターを一緒に繋いだときに電圧の影響でノイズが発生する事があるのですが、それも軽減されます。
ネックとしては通常型より価格が高くなってしまったり、各端子の最大出力が低くなってしまったりする所はあります。しかし安定した電力供給やノイズ軽減の面ではやはり優れていますので、ヴィンテージ系エフェクターも一緒に繋いでる方などには特におすすめです。
③全ては電源から始まります
例えば時計の電池がなくなりかけてくると、時間がズレたり止まったりしますよね。それと同じように安定した電流が供給されていないと、繋いでるギターやエフェクターは本来の力を出せていない事に。
どんなにいい機材を使っていても電源がしっかりしていないとすごくもったいない事になるんです。
エフェクターを繋げた時にノイズがすごく入る、音抜けが気になる、などのお悩みを持たれている方は一度電源に目を向けてみてはどうでしょうか?
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