ベーシストも使います!~ピック~ 

1-IMG_9983

商品を仕入れた時、お客様からセットアップの依頼を受けた時・・・

その個体の状態を確認する為に音を出します。
ギターは特性上≪ピック≫を使用するわけでございますが、ベースは指で確認をいたします。

理由といたしましては、「ボディに極力弾き傷をつけない為」であったり、「強い力で弾いた時にでもツマリやビビりが出ないか確認する為」というように様々あるのでございますが・・・

入社当初、私はこの指で検品をするという事に非常に苦労いたしました!!

それは何故かと言いますと・・・

私がピック弾きベーシストだからでございます。

まぁ、そりゃあ、それなりの年数楽器を触ってきておりますので(ギターはほとんど弾けませんが。。。)少しは出来ますよ、ツーフィンガーもスリーフィンガーも、スラップも。

しかし!当店のスタッフ(他の楽器店もそうかと思いますが)は、それぞれの担当やパートはありますが私が思うに、皆、上手いんですよ。

そんな中でいくら検品とはいえ、アタックの揃っていない・・・リズム感もなんか気持ち悪い・・・指弾きで検品するのは中々神経を遣う(?!)ものです。入社したての頃は家に帰ってから、フィンガリングの練習したりしてましたね(笑)

今も昔も変わらないのかもしれませんが、やはり「ベースはピックを使わずに弾く方がカッコいい!上手い!」という風潮がある気がいたします。

だからでしょうか、ギターについてピックの種類や使い方・特性などをまとめている話は良く聞きますがベースではあまり聞かなくないですか?
といいますか、聞いたらいけないような雰囲気を出される時さえありませんか?!

ひょっとしたら、もっと詳しく書かれている所もあるかもしれませんが、せっかく長くピックでベースを弾いてきたのでその経験をもとに少しベースでのピックについて書いてみようかと思った次第でございます。
1-IMG_9985
おにぎり型

1-IMG_9991-002
三角形型

教則本などでは大き目の「おにぎり型」「三角形型」と呼ばれるものを推奨している物が多い印象がございます。
この2タイプに共通する点は大きさでしょうか。
面積が大きい為に握る部分が大きくなり、ギターに比べると1弦1弦が太く、テンションの強いベース弦を弾くのに向いているとされています。
こちらのメリットは深く握れるので強い力でアタックを弦に伝えやすい、少々荒く大きなストライドで手を振っても弦に当てやすいというのがあるでしょうか。
デメリットというほどのウィークポイントは無いかと思うのですが、強いてあげるならば細かなニュアンスを伝えにくい、小回りが利きにくい点でしょうか。
強く弾く分には向いていますが、早く色んな弦を弾くタイプのプレイをするには向いていないとされます。

では、小回りが利くタイプは?と言いますと

1-IMG_9987
ティアドロップ型

ギターなどでよく使われるティアドロップ型です。
ギターでよく使われるという点からもですが、小さい分握る指に力が入りにくく小回りが利きやすいタイプです。
その為、ギターも弾くタイプの方や早くテクニカルなプレイをされる方にはコチラを使われる方が多いです。

細かなニュアンスや機動性において大きめの「おにぎり・三角形型」よりも上とされていますが、こちらにも弱点があります。
それは、握る部分が小さいが故に弦のテンションに弾き飛ばされやすいのです。
分かりやすく言うと「弾いている途中に落としやすい」んです。
経験された事のある方も多いかもしれませんが、LIVEの最初の方はいいんですけど、最後の方は知らず知らず緊張などで自分の握力というのは意外と落ちてきているんですよね。
しかし、クライマックスに向けて盛り上がる曲を選曲する事の方が多いですよね?
となると、激しく弾いたり、早く弾いたり・・・小さいタイプを使ってるとピックが飛んで行ったりするんですよ(笑)
勿論、慣れもあるんですが、長丁場の演奏の時は少し気を遣います。

では、落としにくい物はないのか?なんですが
1-IMG_9989
滑り止めタイプ

こういったすべり止めが付いたタイプがあるのです。

「おぉ!これで万全じゃないか!!」

と思いたいところですが・・・

このタイプにも落とし穴があるのです。
それは、何かと言いますと
画像左の穴開きタイプですが、中心部分に穴が空いている為ピックが柔らかくなります。

ですから、普段使っているよりも厚味のあるタイプを選択しないと自分の思うようなアタック感が出せなくなります。
そして、穴が空いていると強度が弱くなり割れる事があります。

続いて、右・下の滑り止めが付いているタイプですが強度と硬さに関しては問題無いのですが・・・貼りつけているタイプの為財布なんかに入れていると、擦れてしまい滑り止め効果が失われる事があります。
このタイプは管理に気を遣います。

ここまでは、アタック感や強度を基にお話をしてきたのですが、「材質や厚さ」もギター同様音に影響が出ます。

2-IMG_9998-002

1-IMG_9995-001

こういった厚味があるタイプはとにかくアタック感を重視するプレイには最適です。
硬く『ゴリッ』とした音が欲しい時にはこういうタイプでガンガン弾いていくと非常に感じが出ます。
ピックが曲がったりしないので、早いテンポの曲にも向いています。
しかし、ベースという楽器は時に柔らかいサウンドも求められる事があります。

「指弾きみたいなサウンドで~」

なんていう風に注文される事もあるでしょうが、曲のテンポによっては一朝一夕の練習で何とかならないケースもありますよね?
そんな時は
1-IMG_9987
画像右から2番目の黄色いピックのようなナイロン製で薄く柔らかいピックがオススメです。
柔らかく滑らかな質感のナイロン素材のピックは弦に対しての当て方にもよりますが非常にマイルドな音が出ます。
実際の指引きとは勿論違うサウンドですが、硬いピックで弾く『ゴリッ』という音ではなく『ボーン』という丸い音が出せます。
早いテンポでありながらも丸い音をという場合、非常に重宝しました。

このタイプのピックは、まぁベースでは使われる事が無いタイプなのですがシーンによっては効果的なのです。

ベースを弾く事に対してあまり語られることのないピックではございますが、様々な使い方によってサウンドの決めてとなり音作りのスパイスとして大きな影響を及ぼします。

時代もありますが、私がベースを弾き始めたころはとにかく早くテクニカルに弾く事をベースに求められ、ピックで弾く事が主流でした。
また曲によって、奏法を変えるベーシストもそこまで多くなかったのですが昨今は音楽が多様化しており様々なプレイが求められます。

ピック弾き以外の奏法も練習すればいいだけの話かもしれませんが・・・
ピックでどこまで行けるのか?というのに拘ってみるのもいいのではないかとも思います。

「俺、指弾きできへんから・・・」

とその曲を諦めるよりも楽しいと思うんですよね。

—[ 開催中のイベント ]——————————————

「価格上昇!気分上々↑↑買取応援ボーナスキャンペーン」

1点で10万円を超える買取ごとに、1万円のボーナスをプレゼント

買取金額が10万円のお品を2点お売りいただける場合、
買取金額の合計は22万円となります。

<例>

買取金額12万円のギター1本
買取金額23万円のアコギ1本 計2本の場合
1万円ずつの買取アップで合計37万円の買取となります。

<Wチャンス>
1点の買取金額が10万円に満たない場合にもボーナスあり!
1回の買取金額の合計が、10万円以上となった場合、10万円ごとに5千円のボーナスをプレゼント!

<ご利用方法>
WEBからお申し込みいただくか、直接ご来店ください。

・お申し込みフォームはこちら
http://gakkikaitori.com/assessment/index.html

・アクセス
http://www.gakkikaitori.com/access/index.html

<ご注意点>
期間:9月19日から10月18日まで
※事前査定をいただいているお客様に関しては10/18までに査定依頼があり、
有効期限内にお送り、またはご来店いただいた分までを対象とします。

———————————————————————–

 

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。