以前、Facebookにて、金属でできているフルートがなぜ木管楽器なのかをご説明しました。
理由は、元々「木で作られていたから」ということなのですが、同じような疑問をサックスにも感じると思います。
はたしてサックスも元々、木でできていたから木管楽器なのでしょうか?
答えは「NO」です。
サックスは製作当初から「金属」で作られていたのです。
では、どこからどう見ても、楽器のほとんどが金属で作られているのに、なぜサックスは木管楽器に属するのでしょうか?
その理由は管楽器の分類方法にあります!
諸説ありますが、 「金管楽器以外の楽器を木管楽器とする」という分類が通説となっているのです><
なんかざっくりなので、もう少し噛み砕いてみましょう・・(笑)
金管楽器は「マウスピースを用いて、唇の振動によって発音する管楽器」でひとくくりにできますが、管楽器の吹き方や発音方法はその他にもたくさんありますので、「それ以外の吹き方をする楽器は木管楽器」と定めたのだと思います。
具体的な発音方法の違いは以下のとおりです。
●フルート
エアリード・・空気のリード。つまり管の穴から直接息を吹き込むことで、空気を振動させて音を鳴らします。
●クラリネット・サックス
シングルリード・・リードを用いて振動をさせることで、音を鳴らします。
●オーボエ・ファゴット
ダブルリード・・2枚のリードを重ねて装着し、息を吹き込むことで2枚のリードを開閉させ、音を鳴らします。
上記のように「唇の振動」で音を出す楽器以外を、分類として「木管楽器」としているわけです。
「木管楽器の良さと金管楽器の良さを合体した楽器が作れないか」と開発されたサックス。
木管楽器のやわらかく繊細なサウンドと、金管楽器のパワフルな音圧、響きを味わうことのできる、他にはない楽器です。
Qsicでも多数取り揃えておりますので、ぜひ楽しんでみてくださいね♪
コメント
私も、不思議ですねサキソフォンや、フルートなどはどう見ても、金属なのに、なぜ、木管楽器だろうね?と思います、お答え返信お願いします
コメントありがとうございます。
改めて確認をいたしましたが、やはり管楽器を分類するにあたって、「唇を振動させて演奏する楽器=金管楽器」と「そのほかの発音方法の楽器=木管楽器」とで分けられたようで、そのためサックスは木管楽器となるようです。
ですので、材質によって分けられているのではなく、音を鳴らすしくみの違いによる分類上、金属製でも木管楽器になるとのことでございます。