憧れとポリシー 

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世間では8月の半ばと申しますといわゆるお盆休みでございます。

私共のように販売・サービス業に従事している方は少しズレてお休みとなり今が丁度お休み期間だったり、そもそも無かったりするかもしれませんが・・・。 今年は16日が日曜日でしたので16日までという方が多かったのではないでしょうか。

1年の中でも、大きな連休ポイントでございますので帰省された方も多かったのではないでしょうか。 私自身は、生まれも育ちも兵庫県でございまして地元に残っている側ですので、帰省してくる人達を待つ方になるのです。

今年も各地から「○○日から帰省します」といった連絡やSNSを使っての報告がありました。 そんな中に、初期衝動そのままに突き進んでいるんだな!というのを垣間見て懐かしくなったものがありました。

かれこれ、もう10数年来の付き合いとなるのでしょうか。 学生時代の同級生ですが、まだ地元にいた頃Flying Vを弾いているのをよく見かけていました。 最近は、違うFlying Vを弾いているそうです。 というか、ずっとFlying Vシェイプをメインに弾いているようです。

凄い拘りですよね。

独特の形から座って弾きにくい、全長が長く弾いている最中にぶつけてしまう、レスポールに比べると音作りが難しい といった具合にメイン器として使い続けるにはクセがありジャジャ馬なギターなのですが。

そういった、始めるきっかけになったアーティストや楽器に拘りを持って使い続ける、やり続けている事ってありませんか?

楽器や音楽という事を趣味とされている方には拘りの強い方が多い。 私の周りにもよく分からない(?)拘りを持っている人が多い気が致します。

例えば、「赤いボディのギターしか弾かない」という方。 音や、シェイプだけではなくボディカラーが赤系じゃないとダメという方がいらっしゃいました。 弾き心地が気に入ったらそれでいいのではないか?とよく思ったものですが、拘りなのでしょうね。

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また、ある友人は弦はD’Addarioじゃないとダメという人がいます。 弦は音に直接影響するものだから、拘って当然だろうと思っていたのですが理由が・・・ 「ボールエンドがカラフルだから」と言っていたのには驚いたものです。

かくゆう私も拘っている事がございます。

それは、カールコードを使用する事。

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重い、それ故に断線しやすい、音の劣化が激しいといった印象がありイメージの良くない人も少なくないと思うのです。

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ストラトタイプのジャックには挿しにくい、そもそも特殊なジャックの物にはさせないという不器用な点もありますが、 絡まりにくい、その為練習後などの撤収が早く出来る、LIVEで暴れやすいという利点もあります。

ハイエンド系のギター、ベースは抜けにくいように独自に設計されたジャックを搭載している事が多いのですが、そういったものを 見ると明らかにカールコードを挿す事を想定しないと思われ複雑な心境になる事もしばしばあります。

元より、音に拘り良音を鳴らすために製造されているモデルなどからしたら 「シールドも拘り劣化のないものでアンプまで繋いでくれよ!!」 という意思表示でもあるのかもしれませんが。

そんな音質に拘りのある方は、手前味噌ですがQsicオリジナルシールドもオススメでございます。 毎月数量限定生産ですが、今月はまだ余裕がありますので店頭でお声掛け下さい。

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すいません、宣伝でした。

少し脱線しましたが、私のカールコードへの拘りのルーツについてですが、それはもう完全に音じゃないのですよね。 憧れたアーティストへが使っていたからというカッコ良さ重視の考えです。 もちろん、自身で納得できない程悪い音であれば使わないのでしょうが、許容範囲なわけです。

V使いの彼も、好きなギタリストが使っているからでした。 赤いギター以外弾かないと言っていた方も恐らくそうでしょう。 D’Addarioの友人はわかりませんが。

そういった、ポリシーや憧れを初期衝動そのままに持ち続けるのは「いいなぁ」と個人的に思う訳でございます。

もし、当店が「10年来弾き続けられるアイテム」、「憧れのアイテム」との出会いの場となっているのだとしたら それもまた『いいなぁ』と思う訳でございます。

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