出だしからB級映画のタイトルみたいになってしまいました汗
「良い歪み、ありませんか?」という質問は非常によく聞きます。特にギターをしている方なら必ず試行錯誤の時期が来ます。一番使うのに一番の悩みの種、それが歪みです。ええやつ見つけた!ってなってもバンドで合わせるといまいちだったり、他のエフェクターとの相性が悪かったり。自問自答を繰り返し、買っては売り、買っては売り、最終的に「あ、もうわかんねぇー!」\(^o^)/となる方も少なくないと思います。
そんなお悩みのみなさんの少しでも手助けになればと、当店の数ある歪みエフェクターからおすすめのペダルをご紹介したいと思います。今回はオーバードライブ系のペダルをピックアップしました。
MAD PROFESSOR New Sweet Honey Overdrive
プロも使っている方がたくさんいらっしゃいます。サウンドとしては高音はあまり出ず、中音に特徴のある粘っこい印象です。何といってもこのペダルの特徴はピッキングに対する反応の良さだと思います。GAINをほぼフルテンにしても優しく弾くとちゃんとニュアンスを出してくれます。ただ本当に正確にニュアンスを反映してくれるので音のバラつきなども出やすく、その辺りは玄人向けかなという感じです。ペダルを何個か使い分けるより手元で表現したいと考える方にはおすすめです。
Lovepedal OD11
このOD11はまさにクランチ向け。GAINを12時から13時ぐらいにしてコードを鳴らした時のサステインや音の広がり方は非常に気持ち良いです。基本サウンドとしてはTREBLE高めのクリアなサウンドで、意外とVolumeが出るので12時より下げめで作っていくとトーンも程よいバランスになります。音圧や荒さを出していくよりクリーンなギターを軽く歪ませるくらいでと考えている方にはピッタリだと思います。
VEMURAM Jan Ray
知る人ぞ知るJan Ray!コードを鳴らした時の広がり方・気持ち良さは先ほどのOD11と通じる部分があるのですが、このJan Rayはよりチューブライクで粘りのあります。ざっくりいうとOD11がモダン風でこちらがヴィンテージ風といった印象。オーバードライブなのでそこまで歪みませんが、トーンの効き・バランスも良く、様々なセッティングが出来るので万能なペダルです。ネックとしてはやはり値段でしょうか(-_-;)それでも特に細かく設定しなくても気持ち良く鳴ってくれるドライブ感は一聴の価値ありです。
BOSS ST-2
BOSSというとOD-3、SD-1、BD-2辺りを使われる方も多いと思うのですが、このST-2も意外と万能なペダルだと思います。まず本体にも記載されているようにCRUNCH~ULTRAというほどGAINの幅が広いです。単音でもしっかりと音圧が出せるセッティングも可能なのでリードギターにも向いています。もちろんクランチ系の軽やかなサウンドも出来ます。基本サウンドとしてはいわゆるドンシャリ系のサウンドなので、中音域の甘さは出しにくい所はあります。シングルよりハムPUとの相性が良いかなという印象です。ピッキングニュアンスも上手く表現してくれるので、コストパフォーマンスは非常に高いペダルだと思います。
YAMAHA COD-100
ちょっと珍しいモノを一つ。今ではあまり見ないYAMAHAのエフェクターですが、実は巷で人気があったりするんです。このCOD-100は意外とゲインの幅が広く、程良いサステインとコンプ感があるので気持ち良くコードが鳴らせます。今まで上げたものよりピッキングに対する反応は弱いので手元で表現はしづらいですが、その分ばらつきも出にくいので初めてのオーバードライブをお探しだったり、バッキングを好む方におすすめです。2Band EQも付いているのでサウンドメイクもしやすい!個人的にはおすすめ(^_^.)
気になったペダルはありましたでしょうか?当店ではまだまだ数多くの商品があり、店頭にしか出ていないペダルもありますので、またお気軽にお問い合わせください。次回はおすすめディストーション系をピックアップしたいと思います。
「抜けが良くて、音圧もちゃんとあって、ソロの時も…」
皆が夢見るオールインワンなペダルはいったいどこにやら……。なんだかんだで歪みの旅は永遠に続くんでしょうね。
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