少し前からでしょうか。
スーパーやコンビニで懐かしいものを見かける機会がありまして、つい先日思い切って買ってみたものがございます。
それは何かと申しますと(本当に大したものではありませんが・・・)
いわゆる「板ガム」でございます。
その昔、駅のホームなどに自販機で売られていたのを覚えてらっしゃらないでしょうか?
当時は、タブレットタイプの清涼菓子などもあまり普及していなかった時代でしたから、食後にはガムを噛むという習慣があった方も少なくないのではないでしょうか。出勤や通学の途中に間に合せで駅で買ったりしませんでしたか?
時代と共に、ガムからわざわざ捨てなくてもいい清涼菓子タイプに移行していったので、いつからか見かけなくなった板ガム。
それが長い年月を経て復刻となり、ついつい買ってしまったわけですが、楽器の世界にも復刻シリーズというのがあり、こちらも意外と知られていないことがございます。
特に、個性的なモデルなどは熱狂的なファンの声に答えて復刻するものの、レギュラーラインに定着することなくまた生産を終えてしまい、埋もれてしまうというものもございます。
そんな、儚いながらも一度見かけると気になって仕方がなくなるエッジのたったモデルを紹介できればと思った次第にございます。
今回ご紹介するのは
Epiphone / Wilshire
でございます。
ウィルシャーは、なんとも独特な風貌ながら1959年の登場以来、人気が衰えず、何だかんだいってもエピフォンのソリッドタイプのギターとしてはセールス面で大きな成功を収めたモデルと言えるでしょうか。
箱物の印象が強いEpiphoneにおいて、少し異端と言えるかもしれません。
誤解を恐れずにいうと「少し野暮ったい」このルックスですが・・・
どうしても気になってしまうという、ギタリストの心を掴んではなさない不思議なモデルでございます。
今回ご紹介しているのは1966年仕様を2009年に復刻した個体となります。
1959年から70年まで製造され、その後は、1982年から85年に復刻。
その後2009年にも復刻をしております。
Jimi Hendrix氏やJohnny Winter氏も一時使用されていたとされております。
まぁ、なんというか、個性の強い人が手に取るのでしょうか・・・(笑)
個人的に、「あれなんで作られなくなったんだろう」というモノが多いので、復刻という言葉自身が好きだったりします。
また何か気になったものがあれば紹介したいと思います。
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