Rolandを代表するシンセサイザーの1つに「Fantom」シリーズがあります。
最初期モデルは2001年に発売され、フラッグシップ機として、小室さんをはじめ多くのプロが使用していました。
いくつかのマイナーチェンジを経て、しばらく発売されていなかったFantomですが、2019年に復活し話題となりました。
現在は、ハイエンドな「Fantom」シリーズと、少しライトな「Fantom 0」シリーズが現行で販売されています。
さて、現行モデルはすんばらしく使いやすいのですが、私が一つ気になったのが「D-Beam」コントローラーが無くなってしまったことです。
あの何とも言えない、観客の方からしたら「なにしてんの?」と思われるような操作性がお気に入りだったのですが、現行には搭載されていないんです。
たしかに、そんなに無くても困らないかもしれない、でも、でも・・・泣
というわけで、ちょっと「D-Beam」について今回はご紹介できればと思います。
■「D-Beam」コントローラーとは?■
D-Beamコントローラーは、コントローラーの上に手をかざし、出ている赤外線を跳ね返すことで色々なエフェクトやサウンドが得られる機能です。
手の位置を上下することで、跳ね返ってくる時間と距離が変わるため、音色やエフェクトが変化します。
テルミンをイメージしてもらうと分かりやすいですかね^^
テルミンは手を移動させることで曲を演奏しますが、D-Beamもソロシンセなどで同じことができます。
ただ、めっちゃ難しいですが、私はそのオロオロしている自分も好きです笑
また、ホイールと同じ役目でエフェクトをかけたり、フィルターを調整したりもできるので、こちらはちょっとフリっぽくかっこいい演出ができます!
■中古楽器だからこそ出会えるD-Beam■
無くても困らないかもしれない、でもあるとちょっとうれしい機能がD-Beamです。
現行モデルには新たな良さが凝縮されているのですが、こういった現行にはない機能も中古楽器ならではの楽しみかと思います。
そのほか旧型のJUNOなどにも搭載されていますので、見つけられた場合はぜひ「ビーッ」と鳴らしてみてください!
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