久しぶりのこのテーマでの投稿となります。
前回が2019年12月ですので、まずまずの更新頻度でしょうか?!
さて、今回は個人的に非常に懐かしいアイテムが入荷してまいりましたのでそちらのご紹介をさせていただきます。
「YAMAHA VA-5」
でございます。
ぼんやりとした記憶を辿り、(発売は恐らく90年代半ばぐらいだったかな)と、調べてみました。
すると、記憶の通り1995年のカタログから掲載が始まっているようでございます。
恐らく1994年から95年の間でしょうか。
さて、こちらのモデルになぜ反応を示したかという点でございますが・・・。
当時をリアルタイムで経験された方は共感していただけるかと思うのですが、
「電池で使える!」
というアンプだったからでございます。
コンセントの電源が確保できない所でも音が出せる、なおかつ持ち運べて、ある程度リーズナブル。
今でこそ、そんなアンプはたくさんあるかと思いますが、あの頃は本当に少なく、「欲しい!!」と思った記憶がございます。
当時まだ10代で学生だった私は、頻繁にレンタルスタジオに入れる訳でもなく、自宅か友達の家(今考えると非常に迷惑だったと反省しております・・・)しか選択肢がございませんでした。
そんな時に、電源がなくても屋外でも練習ができる!というアンプの登場は待望でございました。
(同じように思われた方も少なくないと思うのですが、いかかでしょうか??)
続いて、アンプの説明に入らせていただきますと。
出力は5Wで、電池・アダプタどちらでも使えます。
電池・アダプタは別売りだったようです。
持ち運び用にストラップも専用のものがオプションで作られておりました。
電源は、専用「PA-3」という10V/700mAのものと、単1乾電池6本で利用できました。
アダプタはともかくとして、単1乾電池6本というのは今では考えられない仕様でございます。
本当に今は小型軽量かが進んだなと改めて思いますね。
サウンド面ですが、5Wとはいえ音量は練習などでは必要十分かなという印象です。
DRIVEスイッチをONにすると、非常に激しい音までサウンドメイクが可能で、TREBLEやMIDDLEの使い方で特徴的な音作りも可能かと存じます。
今となっては、アンプにエフェクターが搭載されたり、チューナーやリズムマシンなんかも付いていても驚かない時代となりましたが、当時はDRIVEが付いているだけで
「エフェクターいらんやん」(←浅はかですね笑)
と思ったものです。
お値段も定価で7,800円(税抜)、当時はまだ消費税も3%ですから、税込で8,034円と1万円以内で購入できるというのも非常に魅力的でした。
2019年に10%になったのは記憶に新しいかと思いますが、消費税3%というのも随分前の話となりましたね。
1995年、今から25年前。
何があった時代かといいますと、やはり神戸では忘れられないのが阪神・淡路大震災でしょうか。
他にも大きな事件などが多く起こり、社会不安になった年でしたが「がんばろうKOBE」を合言葉に兵庫県の球団オリックス(当時)がリーグ優勝をしたり、野茂英雄さんがメジャーに挑戦し成功を収めたりとスポーツに勇気づけられた年でもありました。
音楽ですと、洋楽は「Coolio」、「TLC」、「Seal」、「Boyz II Men」といったR&B/SOULやHIP HOPなど現代に繋がるジャンルがチャート上位を席巻しだした変換期だったような気がします。
邦楽では、「DREAMS COME TRUE」が年間なチャートのトップではありましたが、「 H Jungle With t」「 trf」といった小室系が常に上位を占めていた気がしております。
振り返りますと洋邦ともに、流行が変わりはじめた変換期の年だったと言えるかもしれません。
そんな25年前の商品が入荷してきて、過去を思い起こすことが出来るのもこの仕事の良い所かもしれません。
ちなみに、YAMAHA/VA-5今回の入荷商品は2,200円(税込)で販売いたしております。
非常にお安いので、すぐに売れてしまうかもしれませんが、またお問い合わせをいただけますと幸いにございます。
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