特にギターソロのような特定の場面で「もっと抜けを良くしたい」「サステインを伸ばしたい」「音量を出したい」と思った時に活躍してくれるペダルといえば、ブースターですね!
しかし基本的にブースターはメインの歪みの補助的な使い方が大半なので、自分の機材との相性が関わってきます。定番!とか、~さんが使ってます!って書いてるやつ買ったのになんかいまいちやなー…という経験はよくあると思いますが、ちゃんと自分の求めるサウンドが出せる物を選ぶのは案外難しかったりしますよね。
そんなお悩みを持っている方々へ!今回はブースター選びの3つのポイントをご紹介したいと思います。
ポイント① 【音量を上げたいか、歪み量を増やしたいか】
ブースターには大きく「クリーンブースター」と「ゲインブースター」の2つがあります。
クリーンブースターは、主に余計な音色変化をさせずに音量を上げてくれる特性があります。メインの歪みでしっかり音を作っていて、ただ音量を上げたいという方にはこちらがおすすめですね。
ゲインブースターは、主に音量は変えずに歪み量を上げる特性があります。こちらはボリュームは上がらないので、メインはクリーンからクランチ系で場面によって少し激しく歪ませたい時などにおすすめです。
ポイント② 【どの音域を効かせたいか】
ブースターには「トレブルブースト」「ミッドブースト」のように特定の音域に効いてくるタイプもあります。特にワンノブのペダルでは音域も一緒に持ちあがるタイプも多いので、この辺りは注意しておきたい所です。例えばテレキャスのリアで弾いている際にトレブルブーストタイプを使ってしまうと、少しハイがきつい…というパターンもありえます。
人気のブースターを使っているのに自分ではいい音が出せないという場合はこの点が関わっているかもしれません。
ポイント③ 【よくばりたいならオーバードライブを使う】
ほぼクリーンでいいけど少しだけ歪みを足したい、歪みを増やしながら音量も調整したい、といったよくばりタイプさんにはある程度コントロールが出来るオーバードライブの方が扱いやすいと思います。IbanezのTS-9やBOSSのSD-1といったブースターとして人気のオーバードライブもあり、けっこう主流なやり方になります。
ただペダルの個性がしっかり乗ってくるので、より相性やサウンドメイクを気にしないといけないという面はあります。他にはLevelが調節できるコンプレッサーは、音量と粒立ちをコントロールできるのでギターソロのような場面で扱いやすいですし、もっと音圧を出したいならディストーション系を使ってみても面白いですね。
【どこを補い、どこを目立たせたいかが重要】
どんな機材に関してもいえる事ですが、何が正解で何が間違いという事はありません。自分の求めているサウンドが出ていればそれで万事OK!その為には、その求めているサウンドはどういう物かしっかり分かっておくことが大切なんですね。
人気やネットに流されて自分とは合わない物を買ってしまって後悔…してしまう前に!一度自分の機材と向き合ってみてはいかがでしょうか?
お気軽にコメントしてください。