
使い込むうちに汚れてしまうギターの指板…。弦交換の際などにクリーニングをしてあげるとまるで生まれ変わったようで気持ちがいいですよね。そんな指板クリーニングですが、ギターによって使う道具が違う事はご存知でしょうか?
【メイプル指板】
メイプル指板のギターは元々の色が白っぽく汚れが目立ってしまうため、表面に塗装が施され保護されているものがほとんどです。その為オイルなどを塗る必要はなく、ボディと一緒にギターポリッシュで磨くだけで問題ありません。しかしポリッシュを多く付けすぎてしまうと、フレットと塗装の間に入り込んでしまい、塗装が浮いてしまうなどの問題が発生する可能性があるので注意が必要です。
【ローズウッド指板、エボニー指板】
ローズウッドやエボニーの指板は表面に塗装がされていないことがほとんどです。その為、過剰な乾燥を防ぐために定期的にオイルを塗ってあげることが必要となります。オイルにはいくつか種類があり、代表的なものにレモンオイルとオレンジオイルがあります。どちらでも保湿は十分可能なのですが、より洗浄力が高いのがレモンオイル、より保湿力に優れているのがオレンジオイルとなっています。また、オイルは指板に多く付ければ保湿力が高いという訳でもないので、指板全体に均一に薄く塗ってあげましょう。目安としては拭きおわった後に指板に触れてみて、指紋が残らない程度が理想です。指紋が残ってしまう場合はクロスなどで念入りに拭きとって下さいね。
中にはローズウッドなのに塗装がされているギターなど例外はありますが、その場合はポリッシュで磨いてあげて下さい。つまり、塗装にポリッシュ。木地にはオイルという事を守っていれば問題ありませんので、今後のクリーニングに役立てて下さいね!
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