ブランド別に、PUの見分け方をご紹介します。
メーカー別、ピックアップの見分け方
Seymour Duncan
用途に分けて、好みに応じて使い分ける訳ですが、さすがにこれらを全て記憶して見分けるというのは少々無理があるお話ですね。
ところが!諦める必要はありません!
こんなにも多種多様なピックアップを1発で見分ける方法があるのです。
セイモアダンカンの場合は、ピックアップの裏側などにモデル名を記載したシールが貼ってあるのです(見分け方でもなんでもないじゃん、とは言わないでくださいね。。。)。
2002年以降に製造されたPU…モデル名がそのまま記載
2002年以前に製造されたPU…識別用の型番(下記参照)
<判別表>
http://www.espguitars.co.jp/seymourduncan/pickup/labels.html
例)59N ⇒ SH-1n
但し、シールが非常に頼りがいのある情報源である反面、シールがなければ分解してまでしないと分からないというのが難点です。見分けるにはひたすら照合するしかありません。
<定番のピックアップ>
SH-1…’59モデルとして人気のPU。ウォームでクリアなトーンとスムースなサステイン。
SH-4…JB(Jazz Blues)モデル。サステインとディストーションが程よくブレンドされた高出力タイプ。最もポピュラー。
TB-4…TB=Trembuckers。ボビンのサイズがSHよりやや広く、各弦ピッチを完全にカバーするためのもの。ブリッジ上で1弦~6弦までが50mm以上あればこれ。Fender系ギターのブリッジ用ハム。専用エスカッション付。ディマジオで言うところの「Fスペース」。
<定番の組み合わせ・ハム>
- SH-1 (F) SH-4 (R)
- SH-1 (F) TB-4 (R)
- SH-1 (F) SH-1 (R)
(余談) SH-1のフロント用は末尾にn、リア用はbが付く ⇒ SH-1n、SH-1b n=ネック側 b=ブリッジ側
つまり(当然と言えば当然でが)、同じものが乗っているとは限らないため、全てのPUを確認することが必要です。また、必ずしもTOPに「Seymour Duncan」のロゴが入っているわけではないので開けてみたらダンカンだった、ということもあります。
<余談>
PBなどでBASS LINESと書いてあるものは、Duncanです。
EMG – Electro-Magnetic Generator
アクティブPUの代名詞とも言えるブランドですが、パッシブのピックアップもありますので先入観や決めつけには注意が必要です。存在感のある音、ノイズに強い、サスティンが長いといった特徴があります。
<定番のピックアップ>
- EMG-SA ノイズレスかつ、高域の煌びやかさが特徴
- EMG-SV ビンテージサウンド×EMGのハイパワー
- EMG-81 ハイ~ミッドレンジ・ピークが強く、歯切れのいい音
- EMG-85 ミッドレンジが鮮明。オリジナルPU、EMG-58の強化版
- EMG-89 シングル・デュアルでの出力の切り替えができる。音はEMG-85とほぼ同じ。
EMGのロゴの色がそれぞれ赤・金・銀となっています。