【Q速】ＣＴＳ製ポットに隠された暗号を解読せよ！ ~ポットデイトの確認方法~

先日、70年代製のFenderテレキャスターが入荷しました。
古めの、いわゆるヴィンテージギターとなると
オリジナルパーツが残っているか否かはこの年代になると重要になってきます。

シリアルナンバーとネックデートも一致しており、
ボディとネックは間違いなく70年代製のもの。
続いてはパーツを見てゆきましょう。

まずはこちらの写真をご覧いただきましょう。

これはそのテレキャスターに付いていたCTS製のポットです。

よ～く目を凝らしてみると...なにやら７桁の数字が刻印されています。

「1378040」

この数字はいったい何を意味するのでしょうか。

わかりやすいように色を分けて説明してゆきます。

「1378040」

137(1～3桁)......CTS製を表す番号

頭の「137」はCTS社製のものと現す数字となります。
年式に関係なく、CTS製であればここは同じ数字です。

80(4～5桁)......製造年

続いての「80」は製造年になります。
この場合1980年に製造されたことになります。

40(6～7桁)......「その年の○○週目に作られた」の意味

最後の数字は製造された都市の何週目に生産されたかという表記です。

つまりこのポットは1980年の40週目に製作されたものということなので、
70年代に製造されたテレキャスに最初から取り付けられることは不可能です。
つまり、後から(1980年40週以降に)ポットを交換しているという事が解ります。

このように、小さなパーツにそのギターが辿ってきた遍歴が隠されていることがあります。
このあたりは中古・ヴィンテージならではの面白さでもありますね！^^
以上、CTS製ポットデイトの見方でした。

それでは入荷速報とまいりましょう！
本日の速報は管楽器&鍵盤楽器×9点のご紹介でございます。

それではいってみましょう！