【『まさにVOODOO』個性的ながら懐も広いベース用歪み】 

Voodoo Bass 写真

ギタリストだけでなく、ベーシストも歪みの沼にはハマるもの。 「ボトムは削らずに倍音を上乗せしたい」 「低音は捨ててゴリゴリにエッジを効かせたい」 バンドを支えるだけでなく、ベーシストに様々なプレイが許容されている現代において、「どこまで我を出すか」はけっこう難しい問題のように勝手に感じています。 買取させていただくお品を検品する際に何か良いペダルはないか(密かに)探る今日この頃ですが、数多ある歪み… 続きを読む

【『ポチポチ押すのはほどほどに』バンドで合わせた時の違和感は意外と設定の問題?】 

チューナーの設定にはご注意

楽器を演奏する上で欠かせないチューニング。今は便利な時代でアプリなどでも手軽にチューニングは可能ですが、ライブやレコーディングといった際はクリップ型やペダル型のチューナーを使われている方も多いと思います。 チューニングするだけと思いきや、意外と本体に色々なボタンが搭載されていて、初めて導入する時は「これ何の機能やろ?」とポチポチ押してみたことはないですか?ただご注意ください。あまり好き勝手に押して… 続きを読む

【『グレーゾーンがある?』BOSSコンパクトエフェクター/筐体デザインの謎】 

BOSSのコンパクトエフェクターは1977年にOD-1を発売して以来、その形を変えることなく現在まで脈々と受け継がれています。 扱いやすいコントロール、頑丈かつ踏みやすいペダルで、初心者から上級者まで、日本のみならず海外でも愛されています。「他のブランドでも採用したら良いのに」と思うくらいの操作性ですがそこは抜け目のないBOSS。既に立体商標を登録しており、他では勝手に使えないようになっているんで… 続きを読む

【こんな細かいところが!?世界的人気ペダルの激レア仕様】 

1978年に発売して以来、世界中で定番の歪みペダルとして愛されているBOSS DS-1。台湾製の現行モデルも人気ですが、日本で製造されていた時期の個体も人気が高く、中古市場でも高値で取引されています。製造年、搭載されているオペアンプ、黒ネジ・銀ネジなどなど、様々な要素が査定に関わってくるDS-1ですが、非常に細かなところにもポイントがあるのをご存知でしょうか。当店で在庫している個体を元に紹介します… 続きを読む

【繋ぎ方や配置でサウンドメイクがガラッと変わる?】アウトボードプリアンプの使い方をご紹介 

アウトボードプリアンプのすゝめ

今回はペダル型のアウトボードプリアンプ(以下プリアンプ)について。 ベーシストであればほとんどの方が導入しているかと思いますが、一重にプリアンプといっても、原音を補正するタイプからキャラクターをガラッと変えるタイプ、歪み用としても使えるタイプなど、実に様々。実際に使ってみると非常に奥が深いエフェクターでもあります。 エフェクターは繋ぎ順で音が変わるという話はよく聞くと思いますが、プリアンプも同様で… 続きを読む

【バンド音楽史を支えてきた”幻のアンプ”のサウンドを探る】 

2022年1月、Alexander “Howard” Dumble(アレクサンダー・ハワード・ダンブル)氏がご逝去されたというニュースが流れてきました。 歪みエフェクターがお好きな方であれば”ダンブル系サウンド”という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。ダンブル氏が製作したアンプは様々なエフェクターメーカーがこぞってクローンを作るほどのクオリ… 続きを読む

【知ってるようで知らない?アナログディレイの醍醐味”発振”とは!】 

今回はディレイに関するお話。現在はBOSS DDシリーズを代表とするデジタルディレイが主流とはなりますが、もう1つ大事なのがアナログディレイの存在です。 ディレイエフェクトの始まりは1950年代と言われており、テープを使ったテープエコーなどが開発され、1960年代になってBBD素子を使ったアナログディレイが誕生します。近年のデジタルディレイと比べるとディレイタイムは基本的に短く、残響音が劣化してい… 続きを読む

【日本が世界に誇るエフェクタービルダーとそのペダル達】 

先日珍しい商品の入荷がありました。それがこの「EXTREME GUITAR FORCE Ultra-Gain」。 Maxon SM9Pro+というハイゲインなペダルをベースに、万能に活用できるようチューンナップされた製品ですが、こちらの制作には田村進氏が関わっていることでも有名です。 エフェクター好きな人からすると「何を今さら・・・」という話だと思いますが、田村進氏は日本のみならず、世界のエフェク… 続きを読む

【「アコギに歪み?!」Fenderが試みる新たな領域】 

アコギ用歪み

今までも「なんじゃこりゃ?!」と思うエフェクターが数多く入荷してきましたが、世の中にはまだまだ知らない実験的要素が強い製品が存在します。一見すると「どうやって使うんやろう・・・」となる物でも、いざ使ってみれば「なるほど面白い!」となるペダルもしばしば。食わず嫌いしているかもしれない皆様のために、ちょっと変わった製品を紹介していきたいと思います。今回は「Fender SMOLDER ACOUSTIC… 続きを読む

【2大国内メーカーが手を組んで作り上げた珠玉の逸品の実力とは!?】 

  2019年に発表され、世界で話題沸騰となった「Ibanez TSV808」。 当初初夏に発売予定とされていながら、ブラスケースの生産難易度が高く、年末まで延期したという点も記憶に新しい製品ですが、世界で限定2,000台/現時点では再販の予定なしということで、入手が難しいペダルの1つにもなりました。 あのIbanezとVEMURAMがタッグを組み、同社の人気シリーズであるTS808とJan Ra… 続きを読む