Gibsonのピックアップといえば、59ClassicやPAFなどが挙げられると思いますが、対を成す人気モデルとしてP-90(ピーナインティ)があります。
以前デザインが違うピックアップを紹介した際に「デザインの違いだけじゃなく、サウンドにも影響があるよ」と説明をしました。なので、この2つのデザインにも大きな違いが・・・と思ったのですが、実はサウンドに影響があるほどの違いはないそうです。
ただ「ドッグイヤーの方が・・・」「ソープバーの方が・・・」という話はちらほら見かけます。じゃあなんでそんな話が出てくるのかを考えましたが、モデルによっては使われているマグネット(アルニコIII / アルニコVなど)が違うので、その出力の違いやギター本体の材質、経年具合などによって、個体ごとに細かい違いは出てくるかなと考えています。
ドッグイヤーとソープバーの2種類が生まれた経緯については正確な資料が見つけられませんでしたが、どちらが先かについてはドッグイヤーの方だそうです。ここからは己の推測を含めてになるので恐縮ですが・・・。
当初はフルアコなどの箱モノギターに装着することを想定していたかと思いますが、レスポールなどのソリッドギターにも搭載することを検討した際に、ボディ表面にビスで取り付けるドッグイヤータイプはピックアップ自身の高さが変えられず、ボールピースで調整するしかなかったので、改善を試みた結果ソープバータイプが生まれた、という流れと思っていますが、どうなんでしょうか・・・。詳しい方がいれば補足していただけると幸いです。
サウンド云々で対立させる気満々でしたが、そもそも装着するギターのタイプも違いますし、調べるほどに野暮な気がしてきた今日このごろ。このピックアップは「ここがかっこいい!」「ここがかわいい!」の話で終止するのが一番良い気がします。ちなみに私は初めてギターでライブに出た時に使ったのがエピフォンのP-90が載ったレスポールだったので、思い出補正でソープバー派です。
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