自分の持っているギターと同じネックグリップが探せる!? 

2022年も残す所あとわずかとなりました。
本年もたくさんのお客様にご利用いただき感謝しております。さて、ウェブで販売していると、ギターにメールや電話でお問い合わせいただくのですが、決まって話題に登るくらいたくさん聞かれることがあります。それは、ネックグリップのお問い合わせです。
CかUかソフトVか、太いのか、細いのか、厚みはどうか、のような形状だけでなく、抽象的なご質問で「握ってみてどんなフィーリングなのか」といった内容をお受けしたりします。
演奏をする者同士にしか通じ得ない独特なコミュニケーションであると感じると同時に「全ブランド共通の規格があったら便利なのに」と思うこともあります。ネックグリップでいえば、IbanezとPaul Reed Smithの2ブランドがネックグリップに名前が付けられてかつ寸法などもユーザーからの認知度が高くなっています。

GibsonやFenderなども最近はネット上でスペックの箇所で詳細がわかるようになってきていますが、やはりPRS、Ibanezが先んじていた印象です。

Ibanez

Ibanezですと商品紹介ページなどでneck typeと表記されていて
・ナット幅
・最終フレットの地点でのネック幅
・1フレットでのネックの厚み
・12フレットでのネックの厚み
・指板ラジアス
などが設定されていて、それでグリップを把握することができます。(ネックスケールもこの仕様に含まれます))

Wizardネックとか見たことないですか?あれです。
多弦ギターやWizardのIIなど亜種も含めるとWizardだけで30種類以上!!
演奏性の高さも大きな魅力であるアイバニーズ、これには調べていて流石の一言でした。

ネックグリップ一覧をこの機会に眺めていたのですが

KIKO100、KIKO10P/ KIKO10BP、KIKO200、KIKOSP/ KIKOSP2など、「Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)どれだけグリップに種類あるねん!?」と思いました。
(アーティストシグネイチャーモデルのグリップなども名前がついています。)

かなり細かい設定は製造の精度の高さへの自信の現れではないかと感じました。

PRS

PRSですと
・ナット位置での指板幅
・ボディ部分でのネック幅
・ナット部分でのネック厚
が公表されていて

Pattern、Wide Fat、Pattern Thin、Wide Thin、Pattern Regular、Regularなど

バードタグにPATT Regなどと記載されているのがそれです。

こちらは種類も洗練されていてどちらかというと、アパレルブランドのサイズや靴のメーカーのサイズ表記に近い利便性を感じました。

一度手に入れて演奏性が気に入った場合、次のギターも探しやすく新商品もネックグリップがわかればそのフィーリングがイメージしやすい、戦略めいたものもあるのではないでしょうか。

お話に出てきましたバードタグや付属の書類があると、買取の際もスムーズですのでもし残っていたら大切に保管しておきましょう。

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