ヒンヤリとする・・・本当にあった楽器にまつわる怖い話。 

連日、外に出ることを躊躇うくらいの記録的猛暑が続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
西日本を中心にまだまだ暑い日は続くそうですので、今後もしっかりと熱中症対策をしていきましょう!

いやしかし本当に最近暑すぎますよね。
個人的にはマジシャンズレッドの仕業ではないかと思っておりますが、とにかく早く過ごしやすい気温になってほしい所です。

そんな暑い日が続く中、先日友人の結婚式にてバンド演奏の余興をしてくれないか?と依頼をされました。
もちろん二つ返事でOKをし、ケースに長い間眠っていた愛機のフリーベースを取り出し、自宅にて課題曲の練習をしようとした時の話でございます。

いつもどおりチューニングを行い弾こうとすると、ローフレットでのビビリがちょっと気になる。
「まあ長い間ほったらかしてたから仕方ないか。」ということで少し逆反っていたネックを調整しました。

するとビビリも完全に解消&ネックもほぼストレートになりましたが、翌日も同じように弾こうとするとまた少し逆反っている。
「なんだかやだなーこわいなー」と思いながらも、気のせいだろうということで気にせず練習をしてこの日も終了。

しかし翌々日、練習の為にチューニングをすると今まで以上にネックが逆反っていたんです。

「これはおかしい・・・。」

ご存知の方もおられるかもしれませんが、フリーベースのネックには剛性に優れた反りにめっぽう強い“カーボングラファイト(黒鉛+カーボン素材)ネック”を採用しており、そのネックが1週間やそこらで反るわけがない、と思ったのです。(実際に現役で使用していたときも全く反ることなどありませんでした。)

幸いロッド調整でネックはストレートに戻ったのですが、ネックが反った原因を見つけないといけません。
長期間あまり触ってなかった反動なのか、あるいは何か見えないものの仕業ではないかなどとエアコンの効いた部屋で頭を悩ませておりましたが、思い当たる節がありませんでした

これ以上考えても仕方がないのでエアコンの効いた部屋で練習を始めようと思いベースを取りに行k・・・

・・・ん?

・・・エアコン??

エアコン!!!!!

しまった!と思った瞬間には時すでに遅し。
26度に設定されたエアコンの吹き出し口から放たれた冷たい風が向かう先にはMY愛機が。

そうです。
ケースに戻さないばかりにエアコンの冷風を長時間受け続けてしまったことが原因でネックが見事に逆反っていたんです。

この季節よくあることなんですが、冷房の効いた場所に長時間楽器を置いておくとネックが急激に反ってしまう可能性があり、ましてやエアコンの風を直射する場所での保管はとても危険です。(急激な温度変化はネックにとって大敵なのです。)

ケースに戻すだけでも温度によるネックの反りを予防出来ますので、皆さまは私のような過ちは犯さないよう楽器の保管方法やエアコンの設定温度と風向にはお気をつけくださいね。

コメント

  1. Brian Shoemaker より:

    キャリア4年のド素人ながら、とりあえずエアコン、扇風機、そして勿論日光など、とにかく「直射」は避けていますよ✌️冷房でなく除湿のときでも念のためエアコンの羽根はソッポ向けてます。ベースはケースで保護せず裸ですけれどもね またいろいろ教えてください
    m(_ _)m

    • 才川昭洋 より:

      コメントをいただきありがとうございます。
      保管に関しては厳重すぎるくらいでちょうどいいくらいだと思います。
      出来るだけ温度、湿度の変化が少ない環境で保管するようにしてくださいね!

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